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入院期間中のリハビリを楽にこなし、早期社会復帰への道を開くための運動です。現在では、手術は絶対嫌だと言う方に、例えば【PRP療法】などの再生医療、また外科的療法としましては、人工関節置換術や骨切り術、靭帯再建術・切除術などがあります。
このような療法を受けるためには是非、下記の運動を行って頂けたらと思います。
(※手術を受けられた方の感想を基に、具体的に運動を表現してみました。)
PRP療法が成功するために、ご自身の骨盤の歪みや脚長差を調整や体全体のアライメントの調整を行うべきと考えます。さらに、関節周囲軟部組織の調整もご自分でできる成功への道と考えます。
私の主観ではございますが、受けられた方のお話によると成否がバラついていると思われ、現在のところあまりお勧めはしておりませんが、今後期待できる療法とは考えております。
この場合は、手術を受ける関節の関節周囲軟部組織を柔軟にし、反対側の関節はもとより代償作用を伴う上下左右の関節の調整を行うことが、手術結果を良好にする大きな要素と考えます。さらに下肢の動きや不自由になる期間が長い為、腹筋・背筋・殿筋・腹圧の強化はもちろんのこと、例として、左右の膝関節・股関節さらに足関節、脊椎の可動性を高め可動域を拡大しておく必要があります。
この療法は、熟練度が大きく左右する方法と考えております。
手術前の準備というと仕事・家庭・将来を考えた上での入院期間や資金の心配・予後の心配、手術における痛みの心配などがあると思います。手術が成功し、その後も安心して生活できるための、自分でできる下準備(手術前リハビリ)をご紹介します。
①骨盤の歪みと脚長差を整える運動
②各関節の可動域うを調整する運動
(足関節・膝関節・股関節・仙腸関節・腰仙関節・腰椎・胸椎・頸椎などの各関節)
③各筋力間バランスを整える運動として、または関節周囲軟部組織を和らげる運動
(体重をかけず、関節に捻りを加えず、関節を支点にせず、関節に衝撃を与えずに行う筋力強化運動や、靭帯関節包の調整運動)
④全身的な調整は全身のバランスを考慮し部分的筋力強化や、各関節の可動域調整及び全身アライメントの調整を行う
骨盤や脚長差の調整はもとより、手術関節周囲の靭帯・関節包・腱等の拘縮を術前に取り除くことが大切です。
また、必要筋力の強化や筋力間バランスを調整することで術後の回復を早めることができます。
これらの準備を怠ると術後成績はあまり芳しくなく、ご自分の思いとの違いが明確となります。
このように全身及び手術部位といった全体と個別の双方を考慮しながらの手術前リハビリが必要と考えますので必ず行って下さい。
【第1回目】…手術3ヵ月前~
骨盤・脚長差の調整はもとより関節周囲の拘縮・筋力間バランス・下肢関節の可動域の調整を行います。
【第2回目】…手術1か月前~
1回目の指導で不十分な事柄を再調整する必要があります。
これにより社会復帰を早くすることは元より、リハビリに対する痛みや術後の満足度を高めます。
手術件数が多い病院があなたにとって必ずしも良い病院とは限りません。
病院選びの方法としては
手術法・切開部位・リハビリの充実度・退院後のケアが重要となります。
また、手術後は完全看護のため「遠いから無理」といった考えは必要ありません。さらに現在病院の多くは術後にリハビリを行う為、病院へ通う必要はありあませんので「病院が遠い」といった概念はやめてください。
私共が信頼できる熟練されたひざ・股関節専門医をご紹介し、患者さんに手術後の満足度を実感して頂いています。
個人差はありますが一般的には、片側股関節で1か月余・両側で2~3か月、ひざ関節も手術法や片側両側でも異なりますが、2~3か月と思われます。
アドバイスとして、
①少しでもリハビリを多く受けて頂くために入院期間は少しでも長い方が良い様に思われます。
②入院期間中は上半身は元気ですので、なるべく相部屋もしくは相部屋がなければ休憩室へどんどん出て頂き、他の患者さんと交流を持っていただいたらいいかと思います。
③入院中は理学・作業療法士とのリハビリを受け、医師との診察が常に行われますのでどんどん質問をして下さい。それが必ずよい結果を生み出すと思います。
費用については収入によって異なりますし、部屋のランクによっても変わってきます。
これにつきましては各病院へお問合せください。