なぜ歩き始めの股関節痛に【8の字ゆらし】が有効なのか」| 股関節痛治療40年の専門家が教える運動法 | ゆうき指圧

ストレッチでは改善しなかった股関節の硬さが徐々にやわらかくなっていき、1ヵ月ほどで足が開きやすくなるーー「8の字ゆらし」を続けるとそういったケースがよく見られます。

こんなお悩みありませんか?

  • 立ち上がりの一歩目で股関節がズキッとする
  • 歩き続けると少し楽になるが、また休むと股関節が痛む
  • 朝起きて歩き始めると股関節が痛い
  • 筋トレやストレッチをしても股関節痛が改善しない
    こうした「歩き始めの股関節痛」は、筋肉の炎症ではなく 靭帯や関節包の拘縮(こわばり) が原因であるケースが多く見られます。

患者様の股関節痛体験談と改善の流れ

来院時の悩みときっかけ

小学生のころから私は体がかたく、マット運動では全くといっていいほど足を開くことができませんでした。何とかやわらかくしようと、これまで色々な運動法を試しましたが改善する兆しが見えません。

ふと、ゆうき指圧のホームページで「ストレッチで改善しない体の硬さの原因は股関節」ということを読んで知りました。自分もそうなのではないかと思い、整形外科を受診。やはり、私は変形性股関節症だと診断されたのです。

取り組んだこと

私はゆうき指圧を訪れ、私の症状に合わせたオーダーメイドの運動プログラムを指導してもらいました。そして、8の字ゆらしをはじめ、そのプログラムを自宅でも毎日続けたのです。

変化と改善(ビフォーアフター)

すると、1ヵ月ほどで徐々に足が開くようになりました。変形性股関節症がこれ以上、進行しないよう今も運動プログラムを前向きな気持ちで継続しています。8の字ゆらしをはじめとする運動プログラムが股関節の可動域拡大に効果を発揮した一例です。

ゆうき指圧の改善ポイント

股関節の硬さや歩き始めの痛みでお悩みの方におすすめなのが、イスに座って簡単にできる「8の字ゆらし」。

股関節まわりの腱・靭帯・関節包の緊張をほぐし、可動域を広げる効果が期待できます。

ゆうき指圧の「歩き始めの股関節痛」改善ポイント

靭帯・関節包の拘縮を緩める → 可動域が広がり歩き始めの痛みを軽減

筋肉バランスを整える → 筋力強化ではなく「使える筋肉」を正しく育てる

自宅で安全に継続できる → 手術を回避しQOLの向上につながる

イスに座って行う【8の字ゆらし】のやり方

  1. やや座面の高い椅子に座り、両ひざの間を握りこぶし一つ分開ける
  2. 右足の太ももの裏に両手を回して支え、ひざがしらを少し持ち上げる
  3. 右足のひざがしらで「8の字」を描くように動かす
     (順番:横 → 逆横 → 縦 → 逆縦)
  4. 各方向15回を1セットとして、左右ともに1日3セット行う

この「8の字ゆらし」によって、股関節を取り巻く 腱・靭帯・関節包の緊張がほぐれ、可動域が改善。歩き始めの痛みが軽くなり、日常生活が楽になることが期待できます。

8の字ゆらし考案のきっかけ

私が「8の字ゆらし」を思いついたのは、子どもの頃の経験がきっかけでした。曲がった釘を抜くとき、真っ直ぐ引っ張るより 釘の頭を8の字に揺らすと簡単に抜ける。
この動きが、股関節の靭帯や関節包の拘縮を緩めるヒントになったのです。

実際に患者様に試したところ、数分で股関節の可動域が広がり痛みが軽減。継続することで恒常的な改善につながり、今では私どもの運動療法「ゆうきプログラム」の柱の一つとなっています。

よくある質問(FAQ)

痛みが強い日でもやって大丈夫?

無理のない範囲で少しずつ行ってください。

 毎日やらないと効果は出ませんか?

毎日行うのが理想的ですが、2日に1回でも効果があります。無理のない範囲でぜひ続けてください。

運動が苦手でも「8の字ゆらし」はできますか?

椅子に座ってできるシンプルな運動なので安心して自宅で行うことができます。

まとめ

歩き始めの股関節痛は、筋肉ではなく 靭帯や関節包の拘縮 が原因であることが多いものです。
その拘縮をやわらげるために、私たちが独自に考案した運動法が「8の字ゆらし」です。

「8の字ゆらし」を毎日続けることで、

  1. 歩き始めの股関節の痛みが軽くなる
  2. 股関節の可動域が広がる
  3. 手術を回避できる可能性が高まる
  4. QOLが向上する

といった効果が望めます。
あなたもぜひ「8の字ゆらし」を生活に取り入れて、股関節痛改善の一歩を踏み出してみてください。