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股関節痛や膝痛、腰痛に悩む多くの方が、ストレッチや筋トレ、マッサージを試します。しかし、「その場では楽になるが、すぐに痛みが戻る」「一生懸命、鍛えているのに歩くとやっぱり痛い」という声をよく耳にします。
なぜでしょうか? それは、痛みの真犯人が筋肉ではなく、関節周囲の「靭帯(じんたい)」や「関節包(かんせつほう)」の拘縮(硬さ)にあるからです。
私たち「ゆうき指圧」は、40年以上にわたりこの事実に着目してきました。関節を包む膜や、骨を支える紐(靭帯)がサビついた鎖のように硬くなれば、いくら周りの筋肉を揉んだり鍛えたりしても、根本的な動きは改善しません。
私は長年、この靭帯や関節包の硬さを安全に、かつ確実に取る方法を探し続けてきました。 しかし、国内外の論文や医学書、インターネットをどれほど調べても、納得のいく答えは見つかりませんでした。当時の医療界の関心は「筋肉」と「筋力」に集中しており、関節の深部組織へのアプローチは、いわば“空白の領域”だったのです。
そんなある日、ふと子供の頃の記憶が蘇りました。 板に打ち間違えた釘を抜く時、ペンチでまっすぐ引っ張ってもビクともしません。しかし、8の字を描くようにグルグルと回しながら引っ張ると、あんなに硬かった釘がスッと抜ける……。
「これだ!」と直感しました。 8の字という動きは、縦・横・斜め、あらゆる方向に力が分散され、一点に負担をかけずに深部を緩めることができます。 「釘を骨、板を靭帯・関節包」と見立てれば、骨を8の字に揺らすことで、周囲の組織を全方位から均一に解きほぐせるのではないかーー。この「釘抜きの原理」こそが、ゆうき指圧独自の運動療法「8の字ゆらし」誕生の瞬間でした。
「8の字ゆらし」を患者さんに試していただくと、驚くべき変化が起こります。 わずか数分の運動後、
といった変化が現れたのです。もちろん最初は一時的な変化かもしれません。しかし、これを繰り返すことで関節周囲にある「靭帯や関節包」が柔軟性を取り戻し、関節液の循環が良くなります。その結果、軟骨への負担が減ります。実際にこれまで多くの症例で、痛みの根本改善や手術回避につながっています。
手術を勧められて不安な方は、当院が手術回避率95%を目指して行っている保存療法の考え方もぜひご覧ください。
この着眼点は、整形外科医からも「非常に理に適ったアプローチである」と高い評価をいただきました。2015年には、変形性疾患の分野で世界最高峰といわれる「世界変形性関節症会議(OARSI)」において、その有効性が評価され、国際的にも注目を集めることとなりました。
今では私どもの治療の一環としてだけでなく、連携しているほかの病院のリハビリの現場や、全国各地で開催されている体操教室などでも採用され、多くの方の「一生自分の足で歩く」という願いを支えています。
――「8の字ゆらし」がなぜ全身の痛みに作用するのか。その背景には、膝・股関節・腰が三位一体で影響し合う体の仕組みがあります。この考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
最近、この「8の字ゆらし」に新しい動きが生まれています。それは、痛みのない方が「最高のパフォーマンスを引き出すための準備体操」として活用され始めていることです。
実践された皆さまからは高評価をいただいており、私たちは今、この運動療法がすべての人の健康寿命を延ばす鍵になると確信しています。
「8の字」という形は、見ようによっては「無限(∞)」を示します。 あらゆる方向へまんべんなく力を加えることのできるこの動きは、あなたの体の奥深くに眠る「本来の動き」を呼び覚まします。
手術を勧められて悩んでいる方も、もっと自分の体を自由に動かしたい方も。「痛みがあるから仕方ない」と諦める前に、その硬くこわばった関節のサビを「8の字」でほどいてみませんか?
あなたの身体には、無限の可能性があります。 私たちは、その可能性を広げるべく、一歩一歩を全力でサポートいたします。