ご存知ですか
現在、膝・腰・膝関節疾患での手術数は年々増加の一途をたどり、身近な手術として考えられています。近年では、技術力のアップにより従来の耐用年数とは異なり、膝で20年、股関節で30~40年といった長期における治療法としての位置を確立したように思われます。ただし手術担当医の技量により、再手術の年数も変化いたします。ぜひ熟練医での手術をお勧めいたします。そんなに心配はいりません。
再手術をしないためには
- 腰痛(脊柱管狭窄症)の発生原因は
- 股関節痛を有している
- 膝関節全置換術を受けられたのちに
- 側弯症が原因
- 一般的に言われる加齢や老化が起因するもの
- その他
各上記の原因を考慮し適正な対策をとる必要があります。
- いかにして再手術をさけるか
手術をうけた関節に対して
- 体重の負荷を軽減(できれば体重を増やさず、さらに減らすことにより術後関節の関節力を強化できる)
- 手術された関節にできるだけひねりを加えない
- 手術された関節を支点にするような運動はできるだけ避ける
- 手術された関節に衝撃は与えない
- 手術された関節とは反対側の関節、および左右上下の関節をバランスよく使う(平等に体重をかけるなど)
- 手術担当医およびリハビリ担当者との連携
- 退院後の生活における医師とリハビリ担当者の説明、注意事項を遵守する
- 定期健診をかならず受け、現状をチェックする
- 再手術をさけるためのケア体操
- 術後の膝、股関節の痛み、しびれ、麻痺、可動域制限を改善する
- 動作の終了後のケアを忘れない
- 関節の軟部組織を伸ばす
- 関節力の回復を早めるために温熱、冷却、保温、安静に留意する
- 膝関節ならば膝裏の冷湿布、かかとの突き出し、膝関節8の字ゆらしなど
- 股関節ならば鼠径部へ消炎鎮痛剤の塗り薬や股関節腔拡大運動など
- 腰部ならば消炎鎮痛剤塗布や腰の8の字、さらに腰筋、腹筋、殿筋を伸ばすなど
上記の基本的な手当てとケア体操をおこなって下さい。
- ゆうき指圧では
- 片側膝関節手術後、反対側のひざ関節手術を受けた方は現在までいらっしゃいません
(膝関節手術防止をめざしたケア体操を指導)
- 片側股関節手術を受けられた方の反対側の股関節手術を受けた方は現在までいらっしゃいません
- 膝股関節手術を受けられた方の多くは、半年から1年程度で従来より激しい腰痛に襲われる人が多いように思われます。また片側の股関節手術をされた方は腰痛と共に2年から3年程度で膝痛を発症する方が多く、さらに4年から5年程度で反対側の股関節手術を受ける方が多いと言われております。
- 当院では術後の他の関節の痛みや、悪化による手術を防ぐための予防体操を指導しており、手術を受けた方は現在までいらっしゃいません