歩くと痛い股関節痛「なぜ、ひざも股関節も痛むのか」【股関節痛治療40年の専門家が徹底解説|ゆうき指圧】

「股関節が痛い」と来院される方の多くが、「実はひざも痛くて…」とおっしゃいます。
実際、股関節痛とひざ痛を同時に抱える方は少なくありません。
年齢のせい、筋力低下のせいと考えてしまいがちですが、実は同じ根本原因が両方の痛みに関係しているケースが非常に多いのです。

こんなお悩みありませんか?

  • 股関節の痛みをかばって歩いていたら、最近ひざまで痛くなってきた
  • 長く歩くと、股関節よりもひざに先に痛みを感じる
  • 階段を上るとき、ひざがガクッとする
  • 立ち上がるときに股関節とひざの両方に違和感がある
  • 「歩き方が変じゃない?!」と家族に言われたことがある

これらに心当たりがある方は、体の使い方の“代償行為”や筋肉バランスの乱れが原因かもしれません。

患者様の「股関節痛とひざ痛併発」体験談と改善の流れ

来院時の悩みときっかけ

80代女性の患者様は「耐えきれないほど、ひざが痛い」と来院されました。なんでも若いときの部活でひざを痛めて以来、数十年もの間、痛みを我慢して過ごしていたそうです。整形外科や鍼灸、マッサージなどいろいろと試されてきたものの症状は改善しなかったといいます。

取り組んだこと

当院で検査をしたところ、原因はひざではなく、動きの悪い股関節にあることがわかりました。ご本人にお伺いしたところ、そけい部にも痛みを感じていたそうです。そこで、ひざだけでなく股関節にも効果が現れるよう、緊張をやわらげ、両関節の可動域が広くなるような運動と、筋肉バランスを整える運動を計10種類ほどご自宅で行ってもらいました。

変化と改善(ビフォーアフター)

長年、我慢してきた症状でしたので多少時間はかかったものの、股関節痛とひざ痛は徐々に軽減していき、日常生活を痛みなく過ごせるようになりました。「長時間、歩いても平気」と大変喜ばれています。

ゆうき指圧の「股関節痛とひざ痛併発」改善ポイント

ポイント① 股関節をかばう「代償行為」によるひざへの負担

股関節の痛みをかばおうとして、体を無意識に傾けたり、反対側の足に重心を移したりしていませんか?
この「代償行為」によって、ひざ関節や太ももの筋肉に過剰な負担がかかり、結果としてひざ痛を誘発します。
実際に当院でも、ひざの痛みが強くなって来院したら、実は変形性股関節症だったということがわかるケースが多く見られます。

ポイント② 股関節とひざに共通する原因 ”筋肉間バランスの乱れ”

もう一つの原因が、筋肉間バランスの崩れです。
股関節痛の場合、屈筋と伸筋のアンバランスが特徴的ですが、これはひざ痛にも共通しています。
筋肉の一部だけが硬く、反対側がうまく働かないため、関節がスムーズに動かず、痛みが生じます。

特に日本人の場合、屈筋が強く、伸筋が弱い傾向にあります。つまり、股関節とひざは“連動している”のです。
筋肉間のバランスを整えずに筋トレを行うと、かえって痛みが悪化することもあります。

ゆうき指圧の改善ポイントまとめ

当院では、股関節だけでなく、体全体のバランスを見た運動療法を行います。
まず、関節包や靭帯の拘縮をやわらげる「8の字ゆらし」などで柔軟性を高め、
次に、股関節とひざの連動を改善するための「足の横上げ」「ひざゆらし」などの動きを組み合わせます。

患者様一人ひとりの状態に合わせた個別指導により、
「股関節もひざも軽くなった」「階段が楽に上がれるようになった」といった声を多数いただいています。

よくある質問(FAQ)

股関節とひざ、どちらを先に治療すればいいですか?

どちらか一方ではなく、両方を同時に整えるのが理想です。
片方だけをケアしても、もう一方の関節に負担がかかり、痛みがぶり返してしまうことがあります。

 筋トレはしたほうがいいですか?

はい。ただし、筋力強化よりも筋力間のバランス調整を優先してください。
当院では、安全に関節を動かしながら筋肉をバランスよく使う方法をお伝えしています。

まとめ

股関節痛とひざ痛を併発している方は、決して珍しくありません。 一方だけを治そうとしても互いに「筋肉のバランスの乱れ」と「代償行為」によって深く関連しているため、
根本改善にはなりません。

悩まれている症状を根本から改善するには、股関節・ひざ・骨盤をひとつのユニットとして見ることが大切です
そして、自分に合った安心できる運動療法を続けることです。
ゆうき指圧では、患者様一人ひとりに合わせた運動プログラムで、
痛みの軽減・手術回避・QOLの向上を目指しています。

痛みにお困りの方は、ぜひご相談ください。