歩き続けると足がしびれる…その原因は股関節かもしれません|脊柱管狭窄症との関係を43年の専門治療院が解説【宅トレゆうき体操】

【この記事の結論】

歩き続けると足や腰がしびれる、腰を丸めて休むとまた歩ける――そんな症状は脊柱管狭窄症の典型例です。しかし私どもの43年にわたる臨床経験では、脊柱管狭窄症だけの問題ではなく、股関節痛が大きく関係しているケースが少なくありません。

実際、股関節痛の方の約7割が脊柱管狭窄症を併発しています。その背景には、股関節痛をかばうことで生まれる「反り腰・鳩胸姿勢」があります。この姿勢が腰椎3番・4番・5番に負担を集中させ、脊柱管狭窄症を招いてしまうのです。

私どもが提唱する「三位一体理論」では、股関節・膝・脊柱管は互いに影響し合う関係にあります。そのため、個々に合わせた正しい股関節へのアプローチ(運動療法)が、結果として脊柱管狭窄症のしびれや痛みの改善にもつながるのです。

歩き続けると足がしびれる…それは脊柱管狭窄症かもしれません

「歩いていると、お尻から足先までしびれてくる」

 「電流が流れるように痛んで、とても歩けない」 

「背中を丸めるように休みながら、なんとか用事を済ませて帰ってくる…」

このような症状でお悩みではありませんか? 「長引く足腰の症状に、複数の医療機関を転々としているけれど良くならない」と、一人で不安を抱え込んでいらっしゃる方も少なくありません。

これは脊柱管狭窄症の代表的な症状である「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。 歩くと症状が出るものの、数分休むと再び歩けるようになるのが特徴です。

脊柱管とは、背骨の中を通る神経の通り道です。加齢や姿勢の乱れなどによってこの通り道が狭くなると神経が圧迫され、お尻の痛み、足のしびれ、長く歩けない、足に力が入らないといった症状が現れます。

病院で脊柱管狭窄症と診断される方も増えていますが、私どもの臨床経験では、脊柱管狭窄症だけを単独で抱えている方ばかりではありません。

股関節痛の方の約7割が脊柱管狭窄症を併発している

私どもは43年間、股関節痛・膝痛・脊柱管狭窄症の専門治療院として多くの患者様と向き合い、症例を改善に導いてきました。なぜ、この3つの症状を専門としているのか。それは、これらが深い部分で地続きになっているからです。

私たちの独自のデータでは、股関節痛の方の約7割が脊柱管狭窄症にも悩まされています。 なぜ、これほど高い確率で併発するのでしょうか。その理由は、股関節痛によって生じる特徴的な姿勢にあります。

原因は「反り腰・鳩胸姿勢」にあります

股関節に痛みや立ち上がりの辛さがあると、人は無意識にその痛みを避けようとかばうものです。 その結果、お尻を後ろに突き出し、骨盤が前傾し、腰が過剰に反って、それらのバランスを取るために胸を張りすぎるという姿勢になります。

私どもはこれを「反り腰・鳩胸姿勢」と呼んでいます。

ご本人は背すじを伸ばして姿勢を良くしているつもりでも、実は腰椎の3番・4番・5番に過度な負担が集中し続けています。この状態が長期間続くことで神経の通り道が狭くなり、脊柱管狭窄症を招いてしまうのです。

つまり、脊柱管狭窄症という「結果」だけを見ていても、その根本原因が「股関節」にあるケースが非常に多いのです。

膝痛の方は脊柱管狭窄症より椎間板ヘルニアが多い

ちなみに興味深いことに、膝痛の方で脊柱管狭窄症を訴える割合は約4割程度と、股関節痛の方ほど高くありません。そのかわり、約6割の方が椎間板ヘルニアを併発しています。これも膝をかばう身体の使い方の特徴(骨盤の後傾など)が関係していますが、このテーマについてはまた別の機会に詳しくご紹介したいと思います。

私たちが提唱する「三位一体理論」

人間の身体は、それぞれが有機的・複合的に関連し合っています。股関節が痛いのであれば、それをかばおうとして身体の使い方が変わり、隣接している部位(膝や腰)にその影響がダイレクトに現れます。

股関節、膝関節、そして脊柱管。この3つの部位は互いに関連し、痛みを併発しやすいことが43年の経験でわかっています。これを私どもは「三位一体の理論」として、患者様にも分かりやすく説明しています。

だからこそ、症状をバラバラに切り離して考えるのではなく、一人ひとりの身体のクセに合わせた「オーダーメイドの正しいアプローチ」を行うことで、股関節痛が改善に向かうとともに、脊柱管狭窄症のしびれも自然と楽になっていくのです。

宅トレゆうき体操は股関節だけの体操ではありません

宅トレゆうき体操の動画一覧を見ると、股関節向けのコンテンツが多く見えるかもしれません。しかし実際には、股関節を整えることで、膝、骨盤、腰、そして歩行や姿勢全体までをまとめて良い状態へ導くことを目指しています。

これまでにも、股関節痛に加え、脊柱管狭窄症や膝痛を併発していた方々が続々と改善し、「しびれが軽くなった」「旅行に行けるようになった」というケースを何度も目にしてきました。

「宅トレゆうき体操」の動画プログラムでは、独自の運動療法だけでなく、日常生活のなかで避けがたい痛みをその場で逃がすための具体的なTips(お役立ち小ワザ)も豊富にご紹介しています。ご自宅にいながら、いつでも安全に専門家のノウハウを実践していただけます。

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手術を勧められた方、迷っている方、すべての人に知ってほしいこと

私どもの運動療法は、整形外科学界の最高峰である世界変形性関節症会議(OARSI)で論文が採用され、股関節手術回避率94%という実績を積み重ねてきました。

もちろん、すべての方が手術を100%回避できるわけではありません。しかし、以下のようなあらゆる段階の方にとって、この運動療法は大きな希望になります。

  • 手術を勧められたが、どうしても受けたくない方(まだ自分でできる保存療法の選択肢があります)
  • 手術を受けるべきか迷っている方(まずは運動療法を試すことで、本当に手術が必要か見極める材料になります)
  • 手術を受けると決めている方(今から骨盤や関節の環境を整えておくことで、術後のリハビリが劇的に進み、早期回復のための『最良の準備』になります

最後に|夏の旅行をもっと楽しくするために

台風の知らせが届き、季節の進みを感じる頃となりました。もうすぐ夏がやってきます。 旅行や帰省、お子さんやお孫さんとのお出かけを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

歩き続けると足がしびれる。休み休みでないと買い物もできない。そんな状態のまま、楽しい季節を見送ってしまうのはもったいないことです。今から「宅トレゆうき体操」を始めれば、夏の旅行を今よりもずっと軽快な自分になって楽しむことができます。

これまで多くの方に実践いただき、たくさんの喜びの声を頂戴してきました。その声は私どもにとって何よりの励みです。 共に自分の身体を自分で慈しみ、いつまでも自分の足で歩き続けられる未来を目指していきませんか。

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