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目次
私説ですが、膝・股関節・脊柱管狭窄治療の専門家として38年間の経験でお話しますと、(私共の説は専門家ゆえに偏った物の考え方をしているかもしれませんので、異論もございましょうが、1つの考えとして、お考えいただけますでしょうか?
なぜこのような過激な文章にしたかと言いますと、下記の39のルールを見てください。いかに頭をかしげるか分かって頂けると思います。
間違いだらけの股関節改療法
間違いだらけのひざ関節改療法
間違いだらけの脊柱管狭窄改善療法
関節の痛みにおいて楽な日があるとしましたら、痛みの原因は骨ではないと考えます。もし骨が原因ならば骨の状態は日々変わりませんから常に痛いはずです。
そこで痛みの原因として考えられるのは靭帯・関節包・腱などがあげられます。
歩きはじめに痛みがある関節痛に対し、靭帯・関節包を伸ばす運動を歩く前に行っていただくことにより痛みが軽減する方が多いようです。
そこでこの痛みは骨の痛みや筋肉の痛みではないと思われます。
これも靭帯・関節包・腱さらに筋肉の痛みではないかと考えます。
対処法
歩いてる途中で痛みがでた場合は、軽い屈伸や安定したものを手で持っての腰の8の字、または膝の8の字ゆらしを行ってください。
これも同様、骨が原因ではないと考えます。
もし、骨が原因でしたら、痛みは軽減しませんし、さらに状態が悪化します。
しかしながら膝周囲には膝窩筋とういう親指大の筋肉しかありません。
恐らく大腿四頭筋の筋力強化を指導されてると思いますが、ひざの周囲の組織は靭帯・腱・関節包・半月板であり、筋肉はありません。四頭筋強化を行うのも必要ですが、上記の組織の回復を行うのが先決です。
関節可動域を考えずに、筋力強化を行うと関節を破壊する可能性が高いと考えます。そのため、筋力強化は各関節の可動域を高めたうえで行う必要があります。さらにバランスが必要です。むやみに行っては逆効果です。
ワンポイント
膝蓋骨周囲の痛みがあり、階段の下りの際特に痛む場合やO脚X脚が著しい場合は、筋力強化は逆効果となりますので注意して下さい。
階段の上りの際特に痛む場合は、O脚の方が多く、下りで特に痛い方は大腿四頭筋が強すぎる場合が多いように思われますので、O脚・X脚の調整や大腿四頭筋を柔軟にする運動を行った後、症状に対応した運動を行ってください。
ストレッチの過信は筋肉の損傷を招き、関節の破壊につながります。
例として、膝が完全に伸びていないのにストレッチングを行うことは筋肉における起始停止に大きなダメージを与えます。できるだけ関節の可動域を大きくしてから後に、ストレッチングを行うことが必要です。
もし関節の可動域が狭いからと言って関節周囲筋のストレッチを行いましてもあまり効果は望めません。ストレッチを行う前には必ず8の字ゆらし等での靱帯・関節包の調整を行ってください。
運動療法における痛みの発生は、身体における危険信号です。
また、痛みをかばうがために目的とする筋肉とは正反対の筋肉(拮抗筋)が強化され逆効果となり得ます。痛みが伴わない運動療法を行うのが原則です。
軟骨・靭帯・腱・関節包の損傷を引き起こします。
例として、股関節痛における横向き・上向きの片足上げの運動は関節軟骨を摩耗し、靭帯・関節包に過大なダメージを与え、股関節の症状を進行させます。絶対に行わないでください。膝に関節におきましても足首に重りを付けての曲げ伸ばしの運動は行わないでください(オリンピックに出場される方は別問題です。)
身体は互いに代償(助け合う)しあう働きをもつ為、一関節だけの改善・回復では効果が薄いと考えます。
ワンポイント
ひざが悪ければ、股間節・足関節・腰までに影響があります。一関節だけの治療は効果が薄いです。また一関節だけの治療を行うようなリハビリは受けないほうが良いと考えます。
軟骨・靭帯・腱・関節包の損傷を招きますので、絶対にやめてください。ひねりの運動を行ったために、来院される方が多のが現実です。
軟骨・靭帯・腱・関節包の損傷を招き、症状をさらに悪化させます。
軟骨・靭帯・腱・関節包の損傷を招き、症状をさらに悪化させ手術を早めます。また末梢神経を破壊しますので、痛みは改善したような錯覚を持ちますが身体にとっては逆効果となる可能性が高いと考えます。
関節は互いにかばい合い、歩行・動作を行っております。すなわち現在の歩き方は症状を反映しており、その時点での最良の歩き方です。関節は回復とともに自然に美しい元の歩行につながります。
そのため、無理や我慢をしての歩き方を行う必要は全くありません。
ひざ・股関節疾患の場合、腰椎は過度の後弯や前弯(反り腰)となります。なのに上向きで寝て腰椎の下にテニスボールを入れ自分の体重で圧迫すると後弯・前弯がさらに増強し、腰痛特に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を発症しやすくなります。
ゴルフボールにつきましてはこれも同様です。
首・肩こりといった一般的な症状には高い効果を望めますが、ひざ・股関節における病状の知識や治療経験が無ければ、治療は困難と考えますのでなるべく経験豊富な専門機関で治療を受けてください。股関節マッサージを行っていただく際は、軽く行ってください。強い刺激は靱帯・筋肉組織を破壊するため逆効果です。特にひざ痛の場合は、関節を保護する筋肉はありませんので、腱・靭帯・半月板に直接刺激が伝わります。特に注意をして下さい。
他人任せの運動療法ではなく、最良の名医はご自分です。関節疾患は自分で治しましょう。
病状・症状における正確な診断なくして、治療はありえません。
ご家族の方の評価は最も冷静な評価であり、改善・回復における応援団です。家族全員で頑張りましょう。
私共は来院された方に付き添いの方がいらっしゃった場合、まず付き添いの方からどのような状況かとお聞きし、次に患者さんのお話をお聞きします。なぜならば患者さんの場合は、その日の感情によって痛みや可動域制限または症状の良し悪しをお話されます。それに比べ、付き添いの方は、冷静に判断されます。
足の長さの調整をせずに行う筋力強化は逆効果になり得ます。また必要な筋肉がつきません。
身体が歪んだ状態での筋力強化は効果なし。また逆効果にもなり得ます。ですからぜひ、全身のアライメントを調整した上でのリハビリを行う施設を選んでください。ゆがんだままでは逆効果となります。
骨盤の前傾・後傾や前後の歪みを正さずにリハビリ(運動療法)を受けましても効果は薄いと考えます。また上記の骨盤の歪みや脚長差・上前腸骨棘の前後差は、自分で治せますのでぜひご相談ください。
左右大転子や腸骨稜の高低差調整を考えない治療は逆効果。ベルトの当たる位置が身体の左右側面で高さが違う場合は、下肢のみならず上肢(骨盤より上)にも歪みが生じています。とにかく少しでも正しい身体の状態へ戻し、治療を受けることが必要と考えます。
ただし、身体の歪みは長年のご自身のくせや仕事・スポーツ・骨組み等によって決まりますので、ご自身で根気よく調整して頂く必要があります。来院回数が多い治療は逆効果となります。自然治癒力が低下します。
骨盤調整の目的の一つである、仙腸関節の調整をなくしての治療は逆効果の場合も。仙腸関節調整は重要な手法です。これも自分でできますので、またご相談下さい。
腰仙連結(腰仙関節)の調整なくしての治療は逆効果。※腰椎五番目と仙骨の関節
誰もが見逃していた、腰仙連結は骨盤調整の1つの方法です。
今後はこの調整を十分活用する必要があります。腰痛の原因の多くを占めている場所ですから、必ず調整してください。
このような医療人や指導者は知識がないか経験が乏しいか患者さんのことを考えない人が多い様に思います。ぜひ、十分説明してくれるような治療家に。
27、各関節可動域を考えない治療は逆効果。
治療は全身と各関節の組み合わせです。
どのように治療の比重を置くかが回復を早めるポイントとなります。
28、各靭帯・腱・関節包を考えない治療法は逆効果。
膝・股関節においての重要なポイントは、靭帯・腱・関節包・半月板であり補完として筋肉があります。現在は筋肉の治療が主となっていますが、これだけでは間違いだと考え、また効果が薄いと考えます。
29、人体のリズムを考えない治療法は逆効果。
歩行動作においては、必ず全身のリズムとハーモニーが必要です。
ゆえに全身の動作における正しいリズムとハーモニーを創ることが必要となります。その際、関節のリズムとハーモニーを作るには、筋肉・靭帯・関節包のリズムとハーモニーが必要となります。さらに骨格や各関節のリズムとハーモニーが必要となります。筋肉だけでは効果はありません。
30、一般的に行われている水中歩行は逆効果。
膝を上げての運動は膝を上げていない方の足の膝股関節に、水流による大きな捻りが加わり靱帯・関節包を損傷しやすいためやめてください。
横歩きによる内転筋の強化は関節の可動域が狭まるので、外転筋・太もも前面の筋肉・太もも後面の筋肉を強化した後に行ってください。
後ろ歩きは骨格の関係上、関節に損傷を与える可能性が高いためやめてください。
31、ただ単なる泳法は逆効果。
膝・股関節に適する泳法は、背泳ぎとクロールがよいと考えます。
特に平泳ぎやバタフライは膝・腰・股関節に損傷を与える可能性が高く、ただ単なる泳法選びは関節痛を引き起こします。ご注意ください
32、ただ単なるジム通いは逆効果。
膝・股関節疾患に精通した指導者がいない場合は注意が必要です。
筋肉はただやみくもに鍛えた場合は逆効果となります。良き指導者の元でのトレーニングをお勧めします。なお、筋力強化にも順序があり、この順序を間違えると逆効果となります。
33、ただ単なる運動法は逆効果。
関節を悪化させる要因を知らずに行う運動法は、関節の破壊・損傷につながります。
例として関節を支点にする捻りを加える・荷重をかける・衝撃を与えるような運動は注意してください。
34、ただ単なるウォーキングは逆効果。
ご自身の能力を知らずに盲信的にウォーキングを行うことは、関節の損傷につながります。一日の歩数を体調日記として手帳等に記載してみませんか?
それによりご自身の歩行能力がわかります。またしてはいけない事・しても大丈夫な事の選別もできます。
ワンポイント
あなたの適正な歩幅・歩隔・1分間の歩数・1日の歩数を指導していただける指導者選びを
35、私共が考える膝・股関節疾患における行ってはいけない体操および運動
①スクワット…各関節に負担が大きくソフトスクワットであろうがやめてください。ただしエアースクワットはおすすめできます。
②足の上げ下げ…上向き寝や、横向きに寝ての中殿筋強化と称した運動は疾患の時期によりやめていただいてます。またこの運動は病状を悪化させる原因となりますので注意を
③腰上げ…上向きで寝て殿筋と強化すると称しても、お尻の持ち上げは絶対にやめてください。また四つ這いで片足上げての殿筋強化もやめていただいてます。
④しゃがみや捻りを加えるような運動…特に必要性がないのにあぐらをかいたり無理な内転筋伸ばしは行わないでください。
36、ただ単なる冷却療法は逆効果。
症状の時期により治療法は異なってきます。ゆえに冷やせば良いというものではありません。専門的知識を持った人の指導を受けてください。どんな症状でも治療するという方は何もできない人と考えています。専門的な知識がありながら、全体を見る知識をも兼ね備えた指導者を選んで下さい。
37、ただ単なる温熱療法は逆効果。
症状の時期(病期・病勢)により治療法は異なってきます。ゆえに温めれば良いというものではありません。とくに●●炎という診断名を受けた場合は、炎症が起きていますから、ただ単に罹患部を温めるのではなく、他の部位への熱の誘導を考えて頂ける治療師を選んで下さい。
38、ただ単なる負荷および抵抗運動は逆効果。
損傷を悪化させる場合が多く、専門家に尋ねることが先決です。
39、ただ単なる靴選びは逆効果。
膝・股関節においては、従来かかとの平らな靴(フラットシューズ)が良いとされてきましたが、
私共の経験上、かかと部分はつま先より3~4㌢高いものが足には良いようです。また、インソールは脚長差は改善されますが、骨盤は歪んだ状態での固定につながる可能性が高いと思われます。できるだけインソールはやめてください。
ご心配やお悩みがございましたら、是非ご相談ください。
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