身体は歳を取るのではない。動き方を忘れていく。|43年の専門治療院が考える「若々しく動く」身体のつくり方

【この記事の結論】

歳を取ることと、身体が動かなくなることは、必ずしも同じではありません。

老化そのものは誰にでも訪れます。しかし、日々身体を動かす習慣を続けることで、身体と脳が「動き方」を忘れないようにすることはできます。

43年間、膝痛・股関節痛・脊柱管狭窄症の専門治療院として多くの方と向き合ってきた私たちは、「歳だから動けない」と諦めるのではなく、「動かないことで動き方を忘れてしまわないこと」が大切だと考えています。

毎日の散歩や、自宅でできる運動を無理なく続けること。

その積み重ねが、いつまでも自分の足で歩くための身体づくりにつながります。

「もう歳だから」は、本当に理由なのでしょうか

歳を取れば、誰しも若いころのようには動けなくなります。

立ち上がるのに時間がかかる。
歩く速度が遅くなる。
階段がつらくなる。

一般には、こうした変化を「老化」と呼びます。

そして、多くの方が、「もう歳だから仕方がない」と考えます。

もちろん、老化から逃れることはできません。

しかし、同じ年齢なのに、若々しく動いている人もいれば、年齢以上に身体が老いて見える人もいます。

この違いは、いったいどこから生まれるのでしょうか。

私たちは、こう考えています。

「歳を取る=動けなくなる」ではありません。

歳を取り、身体を動かさなくなる。

すると、脳も身体も、それまで当たり前にできていた動きをする機会を失っていく。

その結果、

「以前できていた動作が、なんとなくやりにくい」

「身体を動かすことがおっくうになった」

という状態につながっていくのではないでしょうか。

老化は、誰にでも訪れます。逃れることはできません。

しかし、老化に対してできることはあります。

その一つが、毎日、身体を動かすことなのです。

身体は「動き方」を覚えています

人間の身体は、毎日繰り返している動作を自然に身につけていきます。

歩く。

立つ。

しゃがむ。

階段を上る。

椅子から立ち上がる。

こうした動作を、いちいち頭で考えなくてもできるのは、脳と身体が「動き方」を覚えているからです。

逆に、身体を動かす機会が少なくなれば、それまで当たり前に行っていた動作をする機会も減っていきます。

だからこそ私たちは、「動き方を忘れない身体をつくる」ことが、若々しく動き続けるために大切なのではないかと考えています。

昨日できたことを、今日もできる。

今日できたことを、明日もできる。

その積み重ねこそが、身体の若々しさにつながっていくのではないでしょうか。

「毎日歩く」は、最高の習慣

では、何をすればいいのでしょうか。

難しいことをする必要はありません。

まずは、歩くことです。毎日、散歩をしてみてください。

ただし、膝や股関節、腰などに痛みがある場合は、無理をする必要はありません。

特に夏場は、暑さを我慢する必要など一切ありません。

早朝や夕方以降など、比較的涼しい時間帯を選ぶ。

冷房の効いた室内で身体を動かすのもいいでしょう。

大切なのは、「頑張ること」ではなく、続けることです。

その日の体調や身体の状態に合わせて方法を変えながら、身体を動かす習慣そのものを止めないことが大切です。

歩ける日は歩く。歩くのが難しい日は、室内でできる運動をする。

それでいいのです。

継続することでしか、見えてこない世界がある

運動は、1日やったからといって、すぐに身体が変わるものではありません。

しかし、1週間、1か月、半年、1年と続けていくと、ある日ふと気づくことがあります。

「前より歩くのが楽になった」

「立ち上がるのが早くなった」

「以前より外出が楽しくなった」

「旅行に行けるようになった」

こうした変化は、継続することでしか見えてこない世界なのかもしれません。

継続は力なり。

私たちは、この言葉をこれまでの臨床経験の中で何度も実感してきました。

身体は、一気に変わるものではありません。

毎日の小さな積み重ねによって、少しずつ変えていくものなのです。

「宅トレゆうき体操」という選択肢

もちろん、

「膝が痛くて、歩くのもつらい」

「股関節が硬くて、思うように動けない」

「腰が痛くて、運動するのが怖い」という方もいらっしゃいます。

そうした方には、まず自宅でできる運動から始める方法もあります。

手術回避率94%を掲げ、世界変形性関節症会議(OARSI)で論文が採用された実績を持つゆうき指圧。

膝痛・股関節痛・脊柱管狭窄症の専門治療院として長年、積み上げてきた臨床経験を、できるだけ多くの方に自宅でも実践していただきたい。

そんな思いから公開したのが、「宅トレゆうき体操」です。

「手術を勧められたけれど、できれば受けたくない」

「手術を受けるか迷っている」

「手術を受けると決めたけれど、その前にできることをしておきたい」

そのような方にも、自分の身体と向き合う一つの選択肢として、日々の運動習慣を大切にしていただきたいと考えています。

もちろん、手術が必要かどうかは、医師による適切な診断と判断が前提です。

そのうえで、手術を受ける・受けないにかかわらず、

「今日から自分でできることは何か」を考えることはできます。

歩ける日は歩く。歩くのが難しい日は、自宅で身体を動かす。

大切なのは、「身体を動かすことをやめない」ことです。

宅トレゆうき体操の詳細はこちら

おわりに|今日も、身体に「動き方」を教えてあげてください

歳を取ることは、止められません。

しかし、「もう歳だから」と、身体を動かすことまで止める必要はありません。

老化に抗うとは、若いころの身体をそのまま取り戻すことではないのかもしれません。

昨日できたことを、今日もできる。

今日できたことを、明日もできる。

そして、来年も自分の足で歩く。そのために、今日できることを続ける。

私たちは、それが本当の意味での「若々しさ」なのではないかと考えています。

身体は、年齢だけで決まるものではありません。

毎日の小さな動きの積み重ねが、明日の身体をつくっていきます。

いつまでも自分の足で歩き続けるために――。

私たちも、皆様と一緒に歩み続けたいと思っています。