骨盤の歪みと脚長差は自分でチェックできます|専門治療院が伝えたい身体からのサイン

【この記事の結論】

人の体は、一見左右対称に見えて、実は左右非対称です。手の長さや足の長さが左右で異なることも珍しくありません。私どもは、こうした脚長差や身体のアンバランスを考える際、骨盤の状態を重要なポイントの一つとして捉えています。
43年間、膝痛・股関節痛・脊柱管狭窄症の患者様を診てきた専門治療院として、私どもは初めて来院される患者様に必ず脚長差を確認しており、長年の臨床経験から、脚長差と骨盤の状態には深い関係があると考えています。
本記事では、脚長差が生まれるしくみと、ご自宅でできる簡単なセルフチェック方法をご紹介します。

顔と同じように、体も左右非対称です

鏡で、ご自分の顔を見てみてください。
左右を見比べてみましょう。右目と左目、左右対称でしょうか。
おそらく、ほとんどの方が「そうではない」と感じるはずです。
人の体は、一見左右対称のように見えて、実はそうではありません。心臓は2つありませんし、手の長さも、足の長さも、左右で異なることは、決して不思議なことではないのです。
そして、この足の長さの違い(脚長差)は、多くの場合、 骨盤の歪みが背景にあると、私どもは考えています。
人は骨盤が歪み、脚長差が生まれ、その結果として、体に無理が積み重なり、痛みや不調が生まれることが少なくありません。

なぜ、脚長差が痛みにつながるのか

脚長差があると、歩行が左右非対称になり、日常生活での動作にも偏りが生まれます。この偏りが積み重なることで、体の不調や痛みへとつながっていきます。
例えば、股関節痛のある方は、痛むほうの足を、痛いがゆえに無意識に上に引っ張り上げるようにして立ったり歩いたりすることがあります。これをトレンデレンブルグ徴候と呼びます。
長い間、こうした歩き方を続けていると、痛むほうの足の大転子(股関節の外側にある骨の出っ張り)が、上がったままの状態になっていきます。すると、正面から見たときに、左右の足の長さが違って見えるようになるのです。
これを「見かけ上の脚長差」とも呼びます。もともとの骨の長さが違うわけではなく、長年の歩き方の癖によって、そう見えるようになっているケースが多くあるのです。

当院では、必ず脚長差を確認します

こうした理由から、私どものところに初めて来られる患者様には、必ず脚長差を確認しています。
そして、実際に多くの方に、脚長差が見られます。
前回の記事でお話しした「まず鍛える前に、体の状態を整える」という当院が大切にしている考え方に基づき、私どもはまず、この骨盤の歪みと脚長差を整えることから、アプローチを始めていきます。

ご自宅でできる、脚長差のセルフチェック

それでは、ご自身のどちらの足が短いか(引っ張り上げられているか)、実際に確認してみましょう。

方法① うつぶせでのチェック

うつぶせになり、両足をまっすぐに揃えます。その状態で、左右のかかとの位置を、ご家族など他の方に見てもらってください。
かかとの位置が高いほうの足が、短い足です。

方法② 鏡を使ったチェック

鏡を使って、ご自分の左右の大転子(腰の横にある骨の出っ張り)の位置を見比べてみてください。
こちらも同様に、高いほうの足が短い足になります。
ぜひ一度、ご自宅で試してみてください。
(これはあくまで簡易的なセルフチェックです。実際の脚長差や骨盤の状態を正確に判断するものではありません。 )

体のクセやアンバランスを生む要因として、私どもが重視しているのが脚長差

前回の記事でもお話しした、
「歩いている姿がおかしい、と言われた」
「ショーウインドウに映る自分の姿が、左右、前後に傾いている」
こうした、長く体を使って生きてこられたからこそ生まれる体のクセ、歪み、アンバランス。その多くは、この脚長差が関わっていると、私どもは 臨床経験から考えています。
そうした体のクセ、歪みの調整をご希望でしたら、どうぞお気軽に当院までお問い合わせください。

脚長差を整える「ゆうきプログラム」

脚長差を整えるための「ゆうきプログラム」には、約80種類の運動があります。それぞれの具体的なやり方については、また改めてご紹介させていただきます。
自宅で気軽に取り組みたいという方には、「宅トレゆうき体操」もお勧めです。
▼ 宅トレゆうき体操の詳細はこちら

体は、土台が大事です

手術回避率94%、世界変形性関節症会議(OARSI)に論文が採用された、ゆうき指圧。膝痛・股関節痛・脊柱管狭窄症の専門治療院として43年間積み上げてきた独自のノウハウを、ご自宅でも実践していただくことを目的に公開したのが「宅トレゆうき体操」です。
体は、土台が大事です。あなたの体の土台づくりに、少しでも当院がお役に立てれば、このうえなく幸せです。

おわりに|まずは、ご自分の体を知ることから

顔が左右対称でないように、体もまた、左右非対称であることが自然です。
しかし、その差が大きくなりすぎると、痛みや不調というサインとなって現れてきます。
まずは、ご自分の体の状態を知ること。今日ご紹介したセルフチェックを、ぜひ試してみてください。
私どもは、これからも長年の経験をもとに、皆様の体の土台づくりを支え続けてまいります。