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変形性股関節症は、手術を受けない方も、受けた方も、症状と向き合い続ける必要があるケースが少なくありません。人工股関節置換術などの手術を受けても、痛みが残ったり、可動域が広がらなかったりする方が一定数いらっしゃいます。股関節痛・膝痛・脊柱管狭窄症の専門治療院として四十数年の臨床を重ねてきた私どもの経験から、術後も運動療法が大切であること、そして靭帯や関節包の拘縮に目を向けることの意義をお伝えします。
私どもは、股関節痛、膝痛、脊柱管狭窄症の専門治療院として、四十数年にわたり臨床を積み重ねてきました。
患者様とともに学んできたことは数多くありますが、なかでも毎日のように気づかされるのが、「手術を受けたくて受ける人はいない」ということです。
皆さん、できれば手術は受けたくない。そう思っていらっしゃいます。
そして、「手術を受けずに済むために、何か自分でできることはないか」と、さまざまな医療機関や治療施設を訪ね歩かれます。その切実な思いに、私どもは日々向き合っています。
私どもがお一人おひとりに指導する、オーダーメイドの運動療法「ゆうきプログラム」を日々実践することで、手術を回避できた方は、股関節痛で94%にのぼります。この運動療法は、2015年の世界変形性関節症会議(OARSI )でも論文が採用されています。
一方で、症状の進行に伴い、手術を選択される方ももちろんいらっしゃいます。手術は、痛みから解放されるための大切な選択肢の一つです。
ここで、一つ、とても重要な事実をお伝えしたいと思います。
「手術を受ければ、それで終わり。すべて解決」では、決してないということです。
手術を受けたくないと、日々運動療法に取り組む方が、変形性股関節症と一生付き合っていくように、手術を受けた方もまた、術後に症状と向き合わざるを得ないケースが、意外と多いのです。
人工股関節置換術をはじめ、術式はさまざまです。しかし、術後も痛みが残ったり、可動域が広がらないままだったりと、思ったように改善しない方が実は一定数いらっしゃいます。
手術自体はうまくいったと医師から説明を受けても、実際には身体の状態が良くなっていない。むしろ、術後のほうが苦労されるというケースも、少なくありません。
その背景の一つに、股関節を支える筋肉への影響があります。
手術によって、切る場所も切り方もさまざまですが、いずれの場合でも、股関節をサポートしている筋肉へのダメージや機能低下は避けられません。また、例えば人工股関節を装着しても、周囲の筋肉や靭帯、関節包はそのままですから、術後に股関節の動きが制限されることがあります。
「手術をすれば良くなると思っていたのに」
そう気落ちされ、困っていらっしゃる方は、実は多くいらっしゃいます。術後の痛みや違和感を抱えて、当院を訪れる方も少なくありません。
手術を受けると決めた方に、術前リハビリをお勧めしている当院ですが、術後の症状に対してもリハビリ指導を行い、成果を上げています。
靭帯や関節包の拘縮を取り除くことが大切なのは、術後も同じです。
術後のリハビリについては、また改めて詳しくご案内いたします。
ここでお伝えしたいのは、術後も運動療法が必要であること。そして、変形性股関節症は、手術を受ける・受けないに関わらず、一生付き合っていかなくてはならないものである、ということです。
もちろん、手術が必要かどうかは、医師の診断と判断が前提です。そのうえで、手術を勧められたけれど受けたくない方も、手術を受けるか迷っている方も、手術を受けると決めてその準備をしたい方も、すでに手術を受けられた方も、どの段階にいらっしゃる方にも、私どもはお伝えしたいことがあります。
ご自身の身体を、いとおしく思い、いたわるために。
あなたの「ゆうきプログラム」とともに、私たちは誠心誠意、サポートいたします。
痛みや動きに不安を抱えている方は、一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。